自動車の解体業者

解体業者とは

解体業者のイメージ

自動車解体業者は自動車を解体するだけでなく、廃車になってから再生・販売するまでいろいろなことに関わっています。 解体業者で実際に行われていることは、廃車を仕入れて解体処理およびエアバッグ類などのパーツの取り外し、そしてその販売などがあります。 自動車の解体と再利用はこれからの時代、重要な役割を持つことになると予想されますが、誰でも自動車を解体して良いわけではありません。 解体業を行うには自動車リサイクル法の施行に伴い、解体業あるいは破砕業の許可を都道府県知事等から受ける必要があります。

パーツの取り外し

解体業者は廃車となった古い自動車、事故車などからパーツを取り外し、まだ使えそうな部品は中古パーツとして再利用します。 再利用先・販売先は日本国内の自動車整備業者やディーラーだけでなく、海外のバイヤーなどでも補修用のパーツとして利用されています。 解体処理して使えそうなパーツを取り外したら、エンジンや足回りなどの鉄・非鉄金属部分とパーツ取り外しの後に残った部分の廃車ガラに分別します。 パーツだけでなく分別された部分ももちろん再利用されることになり、昔よりも環境に優しくなっています。 残った廃車ガラは破砕業者に引き渡されて処分されます。

パーツの再利用

解体業者はこのように処理したパーツを商品化して中古パーツ店などで販売します。 近年では中古車の人気を背景に、国内での中古パーツ市場は1,000億円規模とも言われるほど大きく成長しました。 この成長に解体業者が影響を与え貢献しているのは想像にかたくありません。 環境問題もニュースでよく見るようになり、エコロジーの観点からも自動車の解体・パーツの再利用はこれからも増えていくことでしょう。 それに伴い今後も自動車の解体業者の成長からは目が離せません。 長年乗り続けた愛車を有効活用してもらうためにも、しっかりした廃車買取・解体業者を選ぶようにしましょう。